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「つみきのいえ」を観た [映画]

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「つみきのいえ」(第81回アカデミー賞 短編アニメ賞受賞)
監督・アニメーション:加藤久仁生
脚本:平田研也
音楽:近藤研二

今年のアカデミー賞で話題になっていた「つみきのいえ」。短編アニメなので映画館で観られないし、DVDも出ていないと聞いていたが、相方さんのお供でレンタルビデオ屋さんへいったら新作で出ていた。
いっしょに「或る旅人の日記」も借りて。


なるほど、アカデミー賞。
他のアニメ作品がどうだったのか気になるが(戦争の悲惨さを訴えた物もあったそうだが)、淡々とした静かな感じがある意味“禅”的だったのかも。あるいは“侘び寂び”。
老人の人生が楽しかったのか悲しかったのかなんて判断させること無くていい感じ。
今は独りで寂しい老人なんだろうけれど、本当に寂しいのかなと思った作品。
ひねくれてみれば...
なんだか、高僧に正しい事を説かれたような感じ。
あるいは癒しや感動のスイッチをそのまんま押された感じ。
まあ、この作品の作り方なら当然「いい作品」の札を付けるよね。
エコマークの付いた商品とない商品が並んでいるようなもの。こっちを選ばないと人間じゃない“みたいな”。
...直球でいい作品だってことかな。変な意味じゃなく、この作品は“絶対お勧め”だけどね。
そういえば「おくりびと」にも同じ匂いがするかなぁ。
オリエンタルな思想なのかな。だとすればガイジンが反応するのも分かる気がする。



近所に一人暮らしになった叔父さんがいるけれど、どんな気持ちで生きているんだろう...風にたなびく柳のように生きているんだろうか。





もうひとつの「或る旅人の日記」も良かったよ。
短編なので、もうちょっと観たい感があるものの充分いい感じ。
こっちもお勧めだね。こっちはネットで観られるみたいだし。

まあ、捻くれてみたものの、癒されたのには違いないということで。
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