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「花のあと」 [映画]

相方さんが観たがっていた「花のあと」。
藤沢周平の作品が好きらしく、心待ちにしていたのだが、地元でようやく封切り。

たった一度練習試合をした相手に恋してしまうが、許婚者がいる身。相手も結婚が決まるが上司と出来ていた。邪魔に思う上司に陥れられ、自殺してしまう。許婚を使って真相を知り、仇討する話。


何の予備知識もなく観たのだが...。
たそがれ清兵衛や武士の一分の原作者なので期待していたのだが、仇討の理由に説得力がないことが、どうも腑に落ちないまま終わってしまった。
原作に無理があるのか、脚本が悪いのか、演出が悪いのか...。

短編小説を映画にでもしたんだろうか。
いちいち細かいことが長くて、なかなか話が進まなくて飽きてしまった。
例えば障子の開け閉めがいちいち長くて...階級の高い武士の家のしきたり感を出しているんだろうが、全体の話の進み具合と相まって、観ていて面倒になって来た。

北川景子という女優を全く知らなかった(汗)。
人気の女優さんだったから主役なんだね...。
あんまり顔の事は気にならないんだけど、藩で2番目に強い人には見えないんだよね、唇。
宮尾俊太郎も新人ですって感じだし。
キャスティングもしっくりこないのは色々紐付きなんだろうか。
ベテラン俳優さん達がいたから“何とか”観ていられた感じ。

相方さんもガッカリしていた。
せめて方言でやってほしかったと言っていた。
確かに“庄内”の感じが全く伝わってこなかったな。




どうりで知らなかった訳だと思う作品。
義理母、義理姉と全員1,000円で観られたからいいけど、地上波で充分。
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